Premiere ProとPremiere Rushって何が違うの?
Adobeの動画編集ツールとして、昔からあるPremiere Proと、2018年秋に出てきたPremiere Rush。
どう違うのか?というところで今回記事にしてみようと思います。
そもそもRushとは?という方はぜひこちらの記事をご覧ください。
1.データの保存先
まずはデータの保存先です。
Premiere ProはローカルのHDDなどのストレージにある動画を読み込んできて編集を行います。
つまり、動画の管理はユーザーに委ねられているということです。
Premiere Rushは、読み込まれた動画や画像・音声などのすべての素材をAdobeのクラウド(Creative Cloud Files)にアップします。
PCで読み込むと、動画のみプロキシデータが生成され、そのファイルがアップされる仕組みです。
Rushはプロジェクトファイルや素材などすべてのデータがクラウドに保存され、Rush側で管理されています。
また、クラウドストレージの容量は契約しているプランによる(標準100GB)ので、注意が必要です。
その代わりに、ネットが使える環境であれば、PCでもiPhoneでもiPadでも同じプロジェクトを編集することができます。
2.編集
次は編集です。
Premiere Proに比べて、Premiere Rushはできることが少ないです
(というより、より使われている機能を厳選してRushに実装している感じな気がします)
Rushでできる編集内容
・タイトルテンプレートの使用
・トランジション(クロスディゾルブ・暗転・ホワイトアウト)の設定
・カラーの簡単な調整
・音の調整(音量・ノイズや響きの除去・自動ダッキングほか)
・位置やスケールの調整
・素材のクロップ
・映像やテロップを4レイヤーまで合成可
・音声は単体だと3トラックまで、映像と合わせると7トラックまで合成可
・クリップの速度変更
・動画クリップから音声の抽出
といったところです(2020年3月現在)
意外と色々できるなというのが僕の感想です。
3.書き出し
最後に書き出しです。
Premiere Proは業務用のコーデックも含めてかなり多くの設定することができます。
Rushは、H.264のmp4のみ書き出すことができます。
解像度は、素材によりますが、最大で2160P(4K・UHD)まで書き出すことができます。
いかがでしたでしょうか??
Premiere ProもRushもどちらもいいところがあるので是非双方お試しください!!!